2009年04月18日

華姫(相武紗季)へインタビュー(NHK天地人HPより)

ブロガー唖然!?『天地人』
このところトーンダウンで「篤姫」になれない「天地人」

★★★

NHK大河ドラマ天地人

華姫(相武紗季)へインタビュー(NHK天地人HPより)

華姫と景虎が悲しい最期を迎えてしまいましたが、滅びゆくなかにも相手を思いやるしっかりとした愛ときずなを感じることができたので、とてもよかったと思います。

もともと華姫が景虎に恋をしたのも、ただ美しさにひかれただけではなく、きっと景虎なら自分の寂しさを埋めてくれる相手だと思ったからなんでしょうね。一見、何不自由のないお姫様だけれど、実は華姫もまた常に孤独な面を持ち合わせていたような気がします。

それは演じているうちに気づかされた感情なのですが、この時代は血縁というきずなは深くても、兄妹は離ればなれで育ち、母上にも思うように甘えることができなかった。その寂しさが、景虎の孤独を敏感に感じ取り、この人とならお互いの心のすき間を埋め合うことができると思えたんじゃないかしら。

そんな華姫の思いはすごく理解できます。人はだれでも、甘えたいときに甘えられることが大事だったり、どこかで自分の気持ちをさらけ出せる相手が必要だと思うんです。景虎の優しさ、おだやかさに包まれたことで、華姫は自分の寂しさがいやされた。それは景虎も同じことで、華姫にだけは心の弱みを打ち明けることができた。そんなふうにしてお互いの結びつきは深まっていき、血縁以上のきずなが生まれていったんだと思います。

謙信が亡くなり、景虎がしだいに辛い状況に追い込まれていったとき、ちょっとした行き違いから景虎に背を向けられてしまいました。あのときは、支えてあげられない自分を責める気持ちと、状況を変えることのできないかっとうで本当に悩んだと思います。

心配だし不安だし、怒りも感じるし、悲しい気持ちにもなる。それでも景虎に対する愛情はほんのわずかでも薄れることはなかった。きっともう一度、振り向いてくれると信じて、希望を持ちながら景虎に全身でぶつかっていくんです。裏読みしたり、ひがんだりせず、一生懸命ぶつかって「わかろう、わかろう」とする。本当に一途だし、芯の強い女性なんだなと、演じていても心強かったですね。

その、まっすぐさが景虎の心を溶かすきっかけになったのですが、ただ、どうしても思いが伝わらないなら「ここで死にます」と短刀を手にしたシーンがありました。あれは、決してカッとしたわけでも、投げやりになったのでもない。華姫の決意を表す行為で、それがうそっぽく見えたら絶対に景虎に伝わらない。まさに紙一重のところだったと思います。

時代劇は初めてなので、所作やセリフにとらわれて感情移入が難しかったり、いろいろ悩むところもありました。でも、完ぺきさを求めつつも、逆に初めてなのだからできないことが当たり前だと思って、ためらわない。難しくても当たり前で、できたらうれしいし、よかったと思う。そんなふうに考えて取り組んできました。

また時代劇のセットや扮装もすごく助けになりましたね。スタジオに入ると今まで感じたことのない感情がわき出てくるんです。一瞬、私はこの時代に生きているんだって勘違いするような……。その場の空気が私をさらってくれたような気がします。

最期のシーンは、本当に何回もリハーサルを重ねました。ドラマを見てくださっている方たちに、どうしたらふたりの感情を伝えられるのだろうかって。ただ、死んでいくというだけでは何かが伝わらないような気がして、すごくこだわって撮っていたような気がします。

私自身は、お芝居の流れだけを読んで現場に入り、あとはその場の空気感に任せるしかないなと思っていました。実際、スタジオに入ったらすごく悲しくなってきて。それなのに責めるべき相手が見つからないんです。なぜ、こんなことになったのか。なぜ、子どもを殺されなければいけなかったのか。兼続を責めればいいのか。がむしゃらに、いろんな人を責め続けただろうとは思うのですが。

道満丸の側に行きたいというセリフを言うだけで、母としての感情があふれ出し、何回本番を撮り直しても涙が止まりませんでした。複雑な感情が絡み合って勝手に涙が出てきてしまう。それでいて気持ちは妙に落ち着いているという不思議な感覚を味わいました。

でも、いよいよ最期を迎えたときは、切ないし悲しいけれども、どこかで幸せを感じてもいました。景虎と一緒になれたことが華姫にとって一番の喜びで、その人と人生を遂げられる。たったひとりで去っていくのではない、隣に愛しい人がいて、最期の瞬間も一緒に過ごすことができた。悲劇のなかに、その喜びを表現できたらと思っていたので、すごく切なかったけれど、笑顔で景虎を見送り、笑顔で死んでいくことにしたんです。

そのせいか、すべてのシーンを撮り終わった瞬間、とてもおだやかな気持ちになりました。そして、心の底から華姫という役を演じさせていただいてよかったと思いました。

大河ドラマ 天地人

華姫相武紗季

NHK大河ドラマ「天地人」第15回「御館落城」19.6%


posted by 天地人 at 15:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | 『天地人』・話題
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