2009年05月16日

NHK『天地人』織田信長役吉川晃司さんインタビュー(NHK・HPより)

人から人へ国内初感染か=別の高校生も疑い濃厚−新型インフル・神戸市など
新型インフルQ&A…予防・治療は、慢性疾患のある人は?

★★★

NHK、大河ドラマ「天地人」でサブリミナル的?演出

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NHK大河ドラマ「天地人」第19回「本能寺の変」視聴率20.2%・5/10

本能寺の変ほんのうじのへん

織田信長(吉川晃司)さんへインタビュー(NHK・天地人HP

信長を演じることが決まったときは、うれしかったですね。もともと時代劇や歴史小説が大好きなのですが、なかでも一番好きな武将が信長でしたから。信長は、体制の中で汚れたり、よどんでしまったものを破壊し、自分の理想を実現しようとした革命家だった。ただ、両刃の剣のような危うさというか、破滅に向かって走っていたような印象があります。保守や権威とは正反対のスタンス、そこにロックミュージックと重なる美意識を感じて、すごくやりやすかったです。



僕の場合、常にお芝居にふれているというわけではないので、お芝居のうまい下手で見せるというのは難しい。それよりも、ただそこにいるだけで信長のにおいがする。極端にいえば、影だけで信長を感じさせることができるかどうか。そこが勝負だと思いました。

そのためには、できる限り信長のことを知っておきたいと思い、自分なりに調べてみました。調べたことが実際にドラマのなかで描かれることはなくても、あまりにも史実から離れた人物像になってしまってはいけない。もし来世があるとして、あの世で信長から「なんてことしてくれたんだ」って言われたら悲しいでしょう(笑)。だから気持ちだけはちゃんとして臨まなくてはってね。

信長には、いろいろなエピソードがありますが、正史に対する稗史(はいし)の部分が大きいと思います。いわゆる民衆が語り継ぎながら面白く作っていったキャラクターというのかな。ただ、本当の信長はどうであったのか。調べていくと興味深いことがたくさんあります。

たとえば若いころにしていたウツケの芝居。戦国時代というのは内憂外患で、外の敵よりも内部の敵のほうが実は厳しかった。兄弟ですら殺し合うような運命にあったのですから、家臣や仲間だと思っている人間の中から真の味方を選抜していかなくてはいけない。それを調べるためにウツケのふりをしたんです。中国の春秋時代の史実にも同じようなことが出てくる。信長は、おそらく禅宗の僧侶から知識を得て、すべて計算のうえでやっていたことなんです。

浅井、朝倉の金のしゃれこうべも、信長の残虐さを表すエピソードのひとつですが、中国の北部では、戦のあと敬意を持って敵将のしゃれこうべに金箔を貼るという慣習がある。おそらく、それにならったのではないかと思います。

織田家は信長で3代目ですが、楽市楽座の発想はすでにおじいさんの時代からあったようです。信長の父親も知識、行動力ともに優れた人物だった。信長の代にはある程度の経済力にも恵まれ、その中で才能を羽ばたかせていったということですね

信長の生涯を見ると、どこか生き急いでいたとしか思えないのですが、それは信長の旺盛な知識欲によって導き出された答えだったともいえます。信長は、中国の歴史だけでなくヨーロッパにも目を向け、イエズス会の宣教師や貿易相手を通して様々な知識を得ていました。当時の日本で、地球が丸いことを理解していた唯一無二の人間だったかも知れません。ドラマの中でもワインやオルガンが登場しましたが、貿易によってヨーロッパの風俗や文化も積極的に取り入れていました。

そんな信長が、大航海時代のヨーロッパが様々な国を侵略、植民地化していたことを知らないはずがない。いま、日本は内戦を繰り返しているときではない、統一を急がなくてはいけない。その思いに駆られていたということがうかがえます。だから、ものすごく焦ったんでしょうね。目的のためには小さな犠牲はいたしかたないとばかり、あまりにもやり過ぎてしまった。

悪魔的というか、目的のためには手段を選んでいる場合じゃないというところですね。上杉謙信のことは認めていたと思うけれど、謙信のように“義”や“仁”を掲げている時間はない。“仁”は思いやり、“義”というのは人の生きる道筋ですよね。やっていいことと、やってはいけないことがあるだろうということが前提になっている。だけど、この戦乱の世に、そんなきれい事を言っていたら間に合わないよということだったんです。

ただ、やっぱりそこでないがしろにしてしまったことが多く、それがうらみを買うことになった。どこか死に急いでいるようなことになってしまったということでしょう。

本能寺の変で最後に謙信と対じしましたが、あれはどちらがどれだけ孤独だったのかという“信長の孤独”対“謙信の孤独”というシーンでしたね。戦国時代のトップというのは、いつ殺されるかわからない。いくら謙信が“義”を唱えても、なかには信長方に寝返る人間もいるだろうし、誰を信じていいのかわからなくなる。疑心暗鬼にもなるだろうし、人格が壊れてもおかしくないと思うんですよね。それでも人をまとめるオーラを出し続けなくてはいけないんです。

そんな信長と謙信は孤独とどう対面したのだろう。そして、どう打ち勝っていったんだろう。そこに演じる僕自身もすごく興味がありました。ふたりの対決は背中で戦い合っているような感じで、セリフがなくてもよかったくらい。にらみ合っているふたりの顔の筋肉、表情でも伝わったのではないかなと思いましたね。実際にどっちがより強い孤独を感じていたのかな、なんてことを想像しながら演じていました。

信長は残酷な人殺しといわれるけれど、私利私欲のために戦っていたわけではない。統一を急いだ背景にいろいろな思いがあるけれど、そんな信長を真に理解する人は少なかったでしょうね。このドラマで初音が信長と関わるのは、そこなのかなって。信長はきっと初音の前では鬼じゃないんです(笑)。孤独を背負っている人間が壊れずにいるための存在として初音がいる、僕はそう解釈しました。

それにしてもひたすら急いだのは、自分の影が恐い、止まってしまうと自分の孤独に対面できないということだったのかも知れません。それは謙信も同じなのかなって。ふたりとも明かりを消して眠れなかったんじゃないか。一晩中、こうこうと明かりをつけていたのかなとか。ふたりが感じていたであろう孤独の闇を、ずっと想像していました。

よく役者さんが役作りということを言いますが、僕自身はあまり考えずに取り組ませていただきました。役を作ると言うより、常に信長にふれていることで気持ちを持っていくというのかな。信長の一代記である『信長公記』や、あるいはそれに基づく小説を手放さず、常に信長を近くに感じているような状態でした。

それにしても時代劇っていいですね。僕は初めてでしたが、かつらを付け、衣裳を着ると、役がどうのこうのと考えなくてもきちんとその気になれる。ただ、重いシーンが続くと、その気になりすぎて、自分の心模様が粗くなってくるのがわかる。衣裳やかつらを外しても、どこかに重いしこりのようなものが残ってしまうということがありました。

だから、本能寺の変で信長は終わりましたと言われても、すごく困りますね(笑)。僕のなかではまだ終わってないのだからすごく気持ちが悪い。だって、恋をしたようなものですからね。その女性を好きになって、ある程度わかってきたときに、ぴゅっと離されてしまう。いや……もうちょっと……え〜っ……ていう感じですよ(笑)。時間がたてば忘れていくのか、ほかの女性に会ったらそれは消されていくのか。次に違う芝居をすることになれば、うまく消えるのかもしれないですね。大河ドラマ 天地人

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★★★

NHK大河ドラマ天地人第20回「秀吉の罠」5/17

NHK大河ドラマ「天地人」第19回「本能寺の変」20.2%
NHK大河ドラマ「天地人」第18回「義の戦士たち」16.7%
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★★★2010年NHK大河ドラマ「龍馬伝」★★★

2008年NHK大河ドラマ『篤姫』

NHK朝の連続テレビ小説『つばさ』

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★★★

★★★テレビドラマ話題

お手軽ドラマの時代は終わった!!


posted by 天地人 at 13:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 『天地人』・話題
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